看護師の仕事を選んだ理由

実は私、看護師をしています。もう30年くらいはガッツリ働き続けている、ボロボロナースです。

昔から人に自分の仕事を言うのが何となく嫌で、ブログにも看護師ということを今まで敢えて書きませんでした。

ブログを始めた当初、ブログ記事が進んでない私を心配してくれた恩人が、看護師の仕事を生かした記事を進めてくれたことがありましが、どうしても看護師という仕事を表に出す気持ちになれませんでした。

今は、世界中のコロナウィルスで医療従事者は注目されて、医療従事者に感謝の世論もあり、社会的にも必要な仕事でもあり、人に言えない仕事ではありません。でも、やはり私はあまり言いたくない気持ちは持ってます。言いたくない理由を自分なりに考えると、仕事を選んだ理由が原因のように思います。

私は小学生の時に手術が必要な骨折をして、病院に入院したことがあるので、人に聞かれたらそれを理由にしたり、子供の頃に読んだキャンディキャンディの漫画も好きだったので、主人公のキャンディという女の子が看護師だから、それを理由にしたこともあります。でも本当は違います。

私が中学生の時、その当時不良とか校内暴力とかが問題になっていた頃でした。私は悪い事をする事に足を踏み入れることは無かったけど、同じクラスの女の子が、いわゆる不良グループと遊び問題行動を起こしました。

その女の子が、「お母さんが仕事辞めて、家に居てくれることになった。今までお父さんの給料は貯金してて、お母さん看護師してて、そのお給料で生活してたから大丈夫なんだって。」と…

私にとって衝撃でした。私の父親は自分勝手で、働き者の真面目な母親は、それに振り回され、おまけに姑や小姑にも振り回されて（意地悪されてると思ってました）いるのを見ていたので、女性でも自分のお給料で生活ができることを知り、そこから看護師になろうと思いました。

お金が目的の仕事であるが故に、後ろめたような気持ちになってのかも知れません。生活していくためにお金が必要だから仕事をする、だから今まで頑張れたのだと思います。

30年以上看護師をしてきましたがもうすぐ卒業します。本当はまだまだ働かないと生活は厳しいけど、子供も社会人となる事もあり、身体的にも精神的にも山盛りのストレスを抱え我慢して働く仕事から、やっと離れる決断ができました。